project
プロジェクト
治験業務支援システム
治験では、プロトコールにて定められた適格性基準に基づき、医療機関にて候補患者の検索作業が行われる。適格患者に対しては、プロトコールにて厳密に定められた実施手順に則して、CRC(Clinical Research Coordinator)が投与や検査等のスケジュール管理が行われ、その診療結果をカルテに記載し、CRCがマニュアルでCRF(Case Report Form)やEDC(Electronic Data Capture)に転記・入力する。さらに転記情報は、製薬企業が原資料との照合・検証作業を行うことで品質を管理している。これらの作業(治験参加候補患者の検索・抽出作業、EDC転記作業、照合・検証作業)により、1つの治療薬が開発されるまで莫大な時間とコストが必要となり、最終的に高額の薬価に反映される。
この様な状況で、CRCの業務をIT技術を駆使することにより自動化・効率化を目指して、電子カルテ情報を利用して、治験候補患者の抽出およびCRCのスケジュール管理可能なシステムを構築する予定である。このプロジェクトにより、最終的には治験期間の短縮・コスト削減・治療薬の早期提供が可能になる。